やはりホンダは日本の代表だった。昨今の人事制度改革にみる問題点

ニュースより

モータースポーツ・ファンの方なら、2020年10月に発表された

「ホンダ、2021年にF1を完全撤退」のニュースに、

驚き、嘆いたことではないかと思います。

確かに、コロナの影響を差し引いても自動車産業にとって苦しい世相が続く中、

湯水のように資金を食うモータースポーツから、

別の必要項目にリソースを振り分けよう、と考えるのも自然な流れだと思います。

 

その後、「早期退職制度」、「ライフシフト・プログラム(LSP)」(転進支援制度)

が2021年から導入されることを12月に発表。

ここまでであれば、「ホンダよ、お前もか」と思うだけなのですが、

ホンダの問題の根が深いところは、すでに2015年公表で「65歳までの定年延長」

を導入していたことにあります。

かたや、定年時期を65歳まで伸ばしておきながら、

55歳以上64歳までの社員へ早期退職を勧める、

という非常にチグハグな施策になっています。

 

原因はもちろん、バブリーマン対応のため。

クルマ情報サイトResponse.の記述によれば、

「現在、ホンダの国内の社員構成は50歳以上が約4割を占めており、平均年齢も45.5歳と、

トヨタ自動車の39.6歳、日産自動車の41.4歳に比べても“高齢化”が際立つ。」

とのこと。

2018年に人事関係のシンポジウムで発表されたホンダ労務企画部の方のプレゼン資料が、

Web上にPDFで公開されているのですが、この資料によると、

本田技研工業 連結国内従業員数は215,638名。

この4割というと、単純計算して【9万人弱!!】がアラフィフ以上、ということですか?

これは、さすがに人口ピラミッドの頭がデカすぎる。

この9万人の中のごく一部が、役員目指してギラギラと社内政治に燃えたぎったり、

真面目にコツコツ自分のミッションを貫き通したりしていたとしても、

その他大多数が、役職定年に腐って「残念なオッサン」化したり、

「Windows 2000(万円)」とか、ちょい下の「Windows 1000(万円)」とか

揶揄される窓際のオッサン化しているとしたら…

さぞかし、若手もモチベーションを失って、職場の雰囲気も淀んだものになることでしょう。

 

50代以上4割という比率が、全業種平均と比べてどうなのか、詳しい統計は分かりませんが、

多かれ少なかれ、昭和的製造業各社では同じ問題を抱えているようです。

(ネットがまだなかったころ、自宅の勉強部屋1部屋を、紙のリクルートブックで

つぶされたバブリーなシューカツを経験した世代が、

まだどこのカイシャでも、腐った50代としてはびこっているでしょう。)

 

そこで、五十男浪自身への自戒も含め、

残念ながらこの4割に含まれてしまっている同志の方へ。

こうなると、会社、職場に働き続けるためのモチベーションを求めるのは無理でしょう。

会社が言う「ライフシフト」とやらがどんなものかは分かりませんが、他業種でも、

・損保社員が介護会社に出向

・航空会社社員が自動車製造ラインに出向

という事例があるくらいですから、本人の意向と合えばハッピーながら、

本人の意思無関係に新しいキャリア作りを求められるケースが今後頻発して来るものと思われます。

 

そんな中で、50代の少年たちが腐らずに働き続ける方法は、

やはり会社に左右されず自分で考えなければ見つからないですよね。

 

五十男浪自身は、ちょうど50歳のときにそのようなチェンジを余儀なくされましたが、

その時のお話は、また後日別記事にて。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました