「定年消滅」!あいかわらず経済誌は威勢のよいウソをつく…

ニュースより

昨日、書店で「週刊東洋経済 10/17号」を購入。

第一特集は「定年消滅」70歳定年法の基礎知識。

また読みはじめてはいませんが、

やはりごく一部の先進的な事例だけを取りあげて、

あたかも世の中が一気にその方向に流れていくように語るのはウソだと思います。

2020年時点で、65歳までの定年延長に踏み切ったところは

片手で数えるほど?で、多くは60歳定年/再雇用制度のままですよね。

これからバブリーマンの50代中盤「人口の塊」がアラカン化していく中で、

私が経営者だったら「同じ条件で、65歳、70歳までお願いします。」とは、

とても怖くて言えませんもの。(人件費がどれだけ膨らむんだ…)

そこで、どの企業も

「一旦雇用契約は打ち切り、労働力としてまだ使いたい人だけ、安値で再雇用」

という流れになっているわけですが、この再雇用制度というのが、

働き手のモチベーションを著しく下げていますよね。

「出社は週3日でいいです」とか、「サラリーは昨年までの3分の1」とか、

実際に職場の中でも、そうなるとどのようにタスクに関わってもらうべきか困って、

意図せず「妖精さん」扱いしてしまう。

本当は60歳以降、1年契約で最長5年まで、みたいなところが多いようですが、

その権利を1〜2年くらいでさっさと放棄して退任される方も多い。

老後の問題は、やはり「稼ぎ方」「働き方」とも密接に関わってくると思いますが、

我がこととして、向こう10年、20年の「楽しい働き方」

「モチベーションの下がらない働き方」を考えていかなければいかんなぁ、

と思いました。

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