ひさびさに、勇気をもらえる1冊を読み終えました。
「人生は50代で必ず好転する!!」らしいです。
ああ、たしかにそうかもなぁ〜。
この本が気になった理由は、
それ以前に、「49歳の危機」に関する
別記事を読んでいたからです。
ああ、始終苦(49)の時代(サブっ!!)
(これも気になる。あ、オレはもう初老か…!?)
オレの49歳もそうだったなぁ…
仕事は壊滅的な状況だったし、
昭和エロバカ上司の、道理知らずな
職場いじめはひどかったし、
転職市場では高齢ジャンク品扱いだったし。
長時間労働で体はボロボロだったし、
メタボ真っしぐらだし…
ま、50歳きっかりで色々リセットしてから
本当に気分スッキリ、
身体も軽くなりましたけどね。
(あ、おサイフも軽くなりましたけどね…汗;)
先の「48.3歳のどん底」を軽くするクスリが
「お金と結婚」というのは、
あまりにも救われない気がしていて、
「本当にそうなのかな〜」と疑問に思っていました。
ところが、冒頭の「ハピネス・カーブ」では、
“中年期に谷底を経験するのは、
男も女も、類人猿でさえも当たり前”で、
50歳(相当)前後になると「必ず好転する」!!(副題)のです。
なぜか? を語り出すとネタばれになってしまうので、
気になった人はぜひ本書をひもといてみていただきたいのですが、
1点、本書の主張で大きくうなずけるのは、
この”中年の危機”を
個々人の自助努力だけで乗り切らせようとすることには
ハードすぎることであり、
もっと社会全体がサポート体制を敷く必要がある、
というものでした。
40代後半での一番わかりやすい変化は
女性の(そして、男性も)更年期障害が起き、
かなりの確率で副交感神経の減衰が見られること。
そんな時に、子育ては難しい年代に入り、
自分の親の介護問題が発生したり。
共働き女性であれば、昇進と家庭の二者択一を迫られたり、
男性でも女性でも、非管理職であれば、定年60歳に向けて、
一切の教育研修プログラムがなくなってくる世代に入ります。
(リスキリングなんて、まだ一部先端企業で実験が始まった程度の話です。)
これだけの課題、
自助努力だけで、すべて満点の解決を引き出すなんて、
どう考えても「無理ゲー」ですよね?
それが、おおかれすくなかれ、50歳(前後)をサカイに、
霧が晴れるのです。
50代以降は「人への思いやりを重視する時期」
(ハピネス・カーブ)という言い方をしていますが、
ある意味、「あきらめ」「割り切り」ってことですよね。
論語(孔子)の「五十にして天命を知る」ということに、
近いかもしれません。
(脱線ですが「四十にして惑わず」(不惑)には、まったく同意しません!!
悩み多き、思春期の40代を過ごしました!!)
というわけで、無理矢理結論づけてしまいますが、
悩める40代の女子、男子!!
あなたのお悩みは、
かなりの確率で50歳を過ぎたら、
雲散霧消します!!
たとえ今が辛くても、50を過ぎると楽になります(個人差はあります)。
ぜひ、「ハピネス・カーブ」でも気休め(!?)にして、
せちがらい世の中を、がんばり過ぎずに一緒に泳ぎ切って行きましょう。
(さらなる先輩世代は「やりたい放題」だそうです(苦笑…))
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