フィデリティ投信が1万人のビジネスパーソンに行ったインターネット調査の結果を、
興味深く読んだ。
投資を始める分岐点、年収と資産「500万円の壁」は崩れるか?
現在の年収レベルや、資産の運用で老後資金を果たして作れるか。これまで、「500万円の壁」と言われてきたものが、積み立て投資の普及などにより、変わってくるかもしれない。フィデリティ投信の調査より。
ざっくりいうと、個人的に国内・外国株や投資信託などへの投資に
取り組んでいる人といない人の比率が大きく変わる分岐点が
「年収、もしくは資産500万円以上」ということになるらしい。
五十男浪のように未満クンは「実際の投資に振り向ける資金がないから」
というのが、非常にわかりやすい理由となりますが、
いや、ちょっと待てよ。
このまま行くと、下流老後一直線なわけですよね?
なぜなら、コロナ禍の中でフロー所得(給与所得など)は大きく減じて
庶民の生活は苦しくなる一方なのに、
ストック所得(利子、配当所得ほか)は大きく増えて、
富裕層は資産を大きく伸ばしたというではないですか。
つまり、現在のところフロー所得よりストック所得を持つ者の方が
はるかに稼ぎやすい環境下にあるのに、
「種銭がないから」という理由でいつまでもストックを持たないでおくと、
どんどん差がついてしまうという構造。
幸い、いまは本当に小口から投資を始める環境が生まれつつあります。
iDeCo、単元未満株取引、ポイント投資、積立NISA etc.
100円からでもストックを持つ努力を始める・続けることが、
五十男浪含め下流中年クン必須のサバイバル・スキルです。
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