マネーフォワードのFP家計相談シリーズで、
FP横山光昭氏のアドバイスがナイスだったように思われたので。
『退職金がなく老後資金作りに焦る36歳「支出を限界まで絞って投資に回したい」』
この相談者からの問いかけに対して、回答の前提となるスタンスは
「投資をする前に大切な条件がクリアできているか」
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あらゆる意味でびっくりな記事だったけれど、
そもそも「36歳男性会社員」が老後資金を心配する日本って、大丈夫なのか?
五十男浪みたいに、既に老後入りカウントダウンがはじまっている漢ならいざ知らず。
「30代」ですよ。これからまだ20〜30年先のことが心配で仕方ないんですよ。
そこまで若年層にも「老後不安」の意識が広まっているのか、とも驚くし、
日本の年金に寄せる信頼もゼロに近い、ということですよね。
まずはこのような閉塞的な意識を変えるところからはじめないと、
そりゃあ現金10万円配っても貯金してしまいますよね、麻生大臣!
(あまりにもお金に困ってない人の傍観者的な10万円貯金コメントで、腹が立つ!)
その上で、指摘事項が3点。
「相談のなかで、気になったことが3つ、
・貯金が少ないこと
・仕事に必要な要件(学習や身なりなど)が保てているのか
・仕事に必要な他社との交流、情報交換ができているのか、ということ。」
これはやはり横山氏指摘の通り、優先順位づけを見直す案件であろうと思います。
五十男浪の場合、老後のことばっかり考えていられないのは、
それに先立つ「教育」という問題があり、
どうしても優先順位が
教育>今の生活>老後
となってしまうわけで。
だからいつまでもたってもマイナスなのは判っちゃいるものの、
唯一の救いはこの不等式に「住宅」という大問題が含まれないことだと思ってください。
※別の記事でポストしたように、あと2年で「住宅問題」の借金とはオサラバ!
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ともあれ、自助で自分の老後不安がなくならない日本って、やはりおかしいよ。
そう思いませんか、同士?
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