【親と子のBMIバトル】親子対決から、小児肥満の脱出へ

親と子のBMIバトル

本日は、五十男浪(いそおろう)、勝負ごとに敗れたり、というおはなし。

およそ1年半前、当時小学校高学年で、小児肥満がひどく、血液検査の結果が、2型糖尿病一歩手前まで悪化した長男坊。近所のクリニックから「小児肥満外来に診てもらいなさい」と紹介状をもたされて、某・都心の大学病院小児科にかかりはじめました。

その時ちょうど、父親である五十男浪も職場の特定保健指導(メタボ指導)にひっかかってしまったので、男2人で「どっちが先にBMI25を切れるか」対決をはじめたのでした。

※厳密に言えば、小学生の肥満度はBMIではなく「ローレル指数」という別の公式に当てはめてみるのが適していますが、単純比較をしやすいので、親子ともBMIを基準にしました。だって、当時、親子そろってBMI27だったんだもん。

1年半を経て、結果は、みごと長男の完全勝利!!

「若いっていいよな〜。成長期だから、自然と背が伸びてBMIさがるもんな〜」と、つい恨み節も言いたくなりますが、そう、病院からもキツく言われたことは、小児肥満対策の場合、この【自然と】をとにかく大切に、ということ。成長期なので、絶対に無理な絶食は禁物。

1年半前の大学病院・初診以降、1-2ヶ月に1回の参勤を命じられ、出頭すれば目尻がキリッと上がった先生に(※とってもお美しい、若い女医様なのだが)「またオヤツ食べすぎたでしょ!」と叱られて、当時小学6年生くん、ビ〜ビ〜泣かされて帰ってくる、を繰り返しました。

・治療方針は、

(1)成長期なので、3食の食事は抜かないが、オヤツは禁止。体重を無理には落とさない(体重を維持したまま身長が伸びれば、自然と体質は変化する)。

(2)運動の習慣をつける

(3)親が寄りそう

ということになりました。

結果として、(1)の方針がうまく当たって、1年前に157cmだった身長が164cmに伸び、体重を64kgにキープできたことで、BMIが26.2から23.7へダウンし、親子バトル完全勝利〜!!となったわけです(親は、夜な夜な晩酌を欠かさないから、いまだにBMI26-27あたりをウロウロしたきりなんですが…汗;)

ただし、効果のほどを可視化できるわけではないですが、手前ミソながら「(3)親もダイエットに寄り添う」ことは、本人にとって、決してマイナスでなかったと考えています。大人でも、ひとりより伴奏者のいるダイエットの方が続くでしょ?

小児肥満にお悩みのお父様、お母様。子どもがぷくっとふくれる場合、往々にして親も同じ食生活を送っているわけですから、親の方もきっと、ダイエットしがいがありますでしょ?

ぜひ親子バトルに挑戦してみてください。子どもの方が、身長が伸びる分有利な戦いになるでしょうが、親たるもの、そのくらいのハンデをあげてもいいじゃないですか(こどものオヤツを禁止しながら、自分の晩酌を禁止していないハンデをもらっているんだから…汗;)。

というわけで、勝負には敗れつつも、久々に爽やかな気分の通院となった1日でした。

クソっ、五十男浪も、やせてキレイになってやる〜!!!

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