東洋経済オンラインにFP山中伸枝氏が投稿していた記事より。
これが悪評高い「退職者プラン」というやつか。
オレオレ詐欺撲滅、ではないけれど、”類似の老後資金泥棒”防止のため、
内容を紹介させていただきます。
(残念ながら五十男浪にはもう退職金は無いけれど(涙))
大手企業の退職者が、退職金が振り込まれてすぐに銀行に呼び出される
(もしくは銀行マンから押しかけられる)のはよく聞く話。
そして、呼び出された場合、普段の雑然とした窓口で何時間も待たされるのではなく、
いきなり支店長室に通されて、
フカフカのソファーでコーヒーをすすりながら支店長と昔話、というのもよく聞く話。
そこで紹介される「退職者限定プラン」というのが、すこぶる評判が悪い、
という話はいろいろなところから聞いていたけれど、これではねぇ。
山中氏が記述していた事例を紹介。
(あくまでも一例なので、すべてがこれと同じプラン、というわけでは無いことは勿論考慮する必要がありますが。)
退職金2,000万円の運用プランとして銀行から提示されたのが、
半分を定期預金で、残りを投資信託で、というパッケージ。
定期預金の「退職プラン限定年7%」は、実は適用期間が契約当初3ヶ月のみで、
それ以降は通常の定期預金利率に引き下げられるというもの。
年利7%で3ヶ月の実質金利は1.75%ゆえ、
1000万円から得られる3ヶ月分の利息は17.5万円。
それに反して、残り1000万円で購入したアジア株ファンドの購入手数料が3.24%。
(32.4万円)
この3ヶ月時点ですでに大幅なマイナス。
さらに、この山中さんのクライアントの場合、期間中のアジア株運用成績がガタ落ちし、
あっというまに半値の500万円に。
hmmmmm…こうなるともうほとんどヤクザの世界ですなぁ…。
改めて自己防衛の重要さを気づかされた名記事でした。
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